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 関節鏡視下手術とは、直径1〜4mmの細いカメラや器具を関節内に挿入して行う手術です。ほとんど組織を傷めずに済むため、早期にリハビリを始め、元の状態に復帰することが可能です。

 一般的には内科における内視鏡がよく知られていますが、整形外科においても、全身の関節に対してカメラを用いて行う鏡視下手術が最近めざましく進歩しました。特にスポーツ選手に有用とされていたものが一般の人にも広まっています。その理由は関節の袋を開けずに治せるメリットが実に大きいからです。

 従来は、関節に達するまでに筋肉を傷つけ関節の袋を開けないと、手術操作を行うことができませんでした。それゆえ、傷つけられた筋肉や関節の袋が癒着瘢痕化し、それ自体の痛みが出たり、術後早期にリハビリが行えないために関節の動きが悪くなったりすることがありました。また、例えば深い所にある肩関節などでは、出血等のため視野を確保するのに難渋することも多々ありました。

 これに対し、ほとんど組織を傷めずに関節内の障害を治療できる関節鏡は、画期的な手術法と考えます。関節内を詳細に観察することも容易です。そして今では肩から膝、足、肘、手、指、脊椎等全身の関節に対して手術を行うことが出来るようになりました。また、手術内容をビデオ撮影し、患者さんには持って帰ってもらいます。(なお林医師が用いる関節鏡はDyonics3CCDもしくはLinvatec3CCDです。)

 整形外科学の分野においては技術革新が著しく、少しでも患者さんにとってより良い治療を行うために、我々は日進月歩の学問についていくように勉強していかなければなりません。その一手段として関節鏡視下手術を理解して頂きたいと思います。
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