| 平成23年12月23日に一色先生のピラティス講義があり、今回(平成24年1月19日)はその伝達講習という形で土屋先生と岡部先生による「産前・産後に伴う母体の変化について」ご講義頂きましたので、ご報告させていただきます。 |
| 講義内容 |
| 1.妊娠の期分け |
初期(1~12週):流産のリスク
※クライアントのバックグラウンドの把握(年齢やパートナーの有無など) |
| 二期(13週~27週):22週目以降は出産しても生存できる |
| 三期(28週~40週):胎児の成長幅が大きい |
|
| 2.妊娠に伴う身体の変化 |
| ・妊娠により内分泌系・循環器系・消化器系・呼吸器系・筋骨格系に影響を与える。 |
内分泌系
関節が弛緩しやすく、ダイナミックな運動は避け、関節を安定させる運動を行う。
Closed Kinetic Chain:CKCトレーニングではなく

Opened Kinetic Chain:OKCトレーニングが良い |
| |
|
循環器系
血液量が30~50%増加し、心拍数も静止脈は8/分増加、最大時には20/分増加する

そのため
有酸素運動を通常の50%以下の負荷にする
強いレジスタンストレーニングは避ける |
|
消化器系
| 妊娠性糖尿病は母親の膵臓からインスリンを分泌できなくなる事で、高血糖になり、糖尿病となることで生じる |
|
呼吸器系
妊娠中は横隔膜が上方変位し呼吸が浅くなる

呼吸方法の指導:一回換気量を増加させる |
|
筋骨格系
スウェイバックになりやすく、腰痛になりやすい
ラキシティ(関節弛緩性)により、関節に緩み、痛みが生じやすくなる |
|
| 3.運動目安 |
| 適切な運動目安 |
 |
・週に3回 |
| ・準備運動とクールダウン |
| ・15分で休憩を |
| ・息をはずませないこと。無酸素運動は× |
|
| 4.運動時注意 |
同じ体位での運動ではなく、頻繁に変換する必要がある
(特に仰臥位は血管を圧迫するため注意)
適切な運動は出産にとても大事だということを学べました。
同時に妊婦の体の仕組みを知ることはリハビリをするうえでのリスク軽減のためには非常に大切であるだけでなく、父親になるためにも是非必要な知識であると感じました。
お忙しい中講義していただきましてありがとうございました。 |
| (編集担当:越草太) |